サーキットブレーカーとサイドカーとは?株式市場の「緊急取引停止」制度まとめ
株価が短時間で急激に動くと、市場は恐怖心理や自動注文に流されることがある。こうしたとき、韓国取引所には取引を一時的に止めたり、一部の注文を制限したりする仕組みがある。代表的なものがサイドカーとサーキットブレーカーだ。どちらも市場を冷ますための制度だが、停止する範囲が異なる。
| 見出し | 要点 |
|---|---|
| 導入 | 株価が短時間で急激に動くと、市場は恐怖心理や自動注文に流されることがある |
| サイドカーはプログラム売買を一時停止する | サイドカーは、先物価格が大きく動いたときにプログラム売買の呼び値の効力を5分間停止する制度だ |
| サーキットブレーカーは市場全体を止める | サーキットブレーカーは、下落幅がさらに大きくなったときに市場全体の取引を一定時間中断する制度だ |
| 投資家が誤解してはいけない点 | この制度が発動されたからといって損失が防がれるわけではない |
| 発動のニュースを見たときにすべきこと | プログラム売買だけが止まったのか、市場全体が止まったのかによって意味が異なる |
サイドカーはプログラム売買を一時停止する
サイドカーは、先物価格が大きく動いたときにプログラム売買の呼び値の効力を5分間停止する制度だ。一般投資家のすべての取引が止まるわけではない。自動的に殺到する大量注文を一時的に止め、市場が一方向に傾くのを抑えることが目的だ。
サーキットブレーカーは市場全体を止める
サーキットブレーカーは、下落幅がさらに大きくなったときに市場全体の取引を一定時間中断する制度だ。段階が上がるほど措置も強くなる。第1段階と第2段階では取引を一時停止し、第3段階では当日の市場を終了させることがある。
| 区分 | 対象 | 意味 |
|---|---|---|
| サイドカー | プログラム売買の呼び値 | 過熱した自動注文を5分間冷ます |
| サーキットブレーカー第1段階 | 市場全体 | 大幅下落時に取引を一時停止 |
| サーキットブレーカー第2段階 | 市場全体 | さらに大きな下落時に追加で停止 |
| サーキットブレーカー第3段階 | 市場全体 | 当日の取引を終了 |
投資家が誤解してはいけない点
この制度が発動されたからといって損失が防がれるわけではない。価格はさらに下がることも、反発することもある。ただし、急激な注文の流れを一時的に止め、投資家が状況を確認する時間を与える制度に近い。発動のニュースだけを見て慌てて買い・売りをするより、保有している理由と許容できる損失の範囲を見直すほうがよい。
発動のニュースを見たときにすべきこと
サイドカーやサーキットブレーカーが発動されたという通知を見たら、まず買い・売りボタンを押すのではなく、何が止まったのかを確認する必要がある。プログラム売買だけが止まったのか、市場全体が止まったのかによって意味が異なる。また、KOSPIとKOSDAQのどちらの市場で発動されたのかも併せて確認すべきだ。
こうした制度は市場を安定させるための時間稼ぎにすぎず、価格の方向を予測してくれるシグナルではない。恐怖で売ったり、反発を期待して無理に買ったりするのではなく、自分が保有する銘柄の理由、現金比率、許容できる損失を見直す時間にすべきだ。